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喪失感


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小林麻央さんが亡くなって初めて、麻央さんのブログを読みました。

存命中は、どんなにポジティブなことが書いてあっても、麻央さんやご家族の心中を察すると、辛くて読めませんでした。




ただ、彼女の病状やブログ内容は、ネットニュースで度々流れていましたから、それはしっかり見ていました。 






麻央さんのブログを読んだ夜は、眠れませんでした。




ところどころに、かなり控えめではあったけれど、後悔の念をつづった箇所がありました。

あの時ああしていれば、あの時ああしなければ、そんな思いに、どれだけさいなまれたことでしょう。

いくら悔やんでも、もう引き返すことのできない残酷な現実に、どれだけ人知れず泣いたことでしょう。




笑顔でカメラに向き合う麻央さんの美しい顔は、一層痛々しく、裏に隠された絶望と悲しみを必死で打ち消しているようにも感じられました。








正直言うと、私自身は、アナウンサーとして活躍していた頃の麻央さんをほとんど知りません。

歌舞伎俳優市川海老蔵さんとの結婚で、その名を知ったくらいです。

むしろ意識しだしたのは、麻央さんがステージ4の癌で闘病中というニュースを聞いてからなのです。 



麻央さんのお子さんが、ちょうど私のスクールの子ども達と同年代の幼稚園児だったことで親近感もありましたし、梨園の妻として幸せな人生を送っているとばかり思われていた麻央さんが、病床に伏していたことにも驚いたからです。





ただ、最初のニュースで、麻央さんの癌がステージ4まで進行してしまっていたことには、純粋に「なぜ?」という疑問を持ちました。

 

そして、人間ドッグでせっかく見つかった癌が、見逃されてしまったという彼女のブログ内容をニュースで知り、悶々とした気分になっていました。




「あの時すぐにはっきりした診断が下っていたら・・・」






おそらくこの思いは、外に出されることはないでしょうが、麻央さんのご家族にも一生打ち消すことのできない思いだと思います。

まったくの部外者である私でさえ、その思いを消せないからです。






その後は、ご本人達にしかわからないいろいろな経緯があってのことでしょう。

手術をしないという方針が良かったのか悪かったのかは、誰にも分りません。

手術をしていても転移していたかもしれませんし、手術しなければよかったと後悔していたかもしれません。




癌の治療法については、麻央さんがご家族と話し合って決めたということなので、とやかく言うべきではないでしょうね。

どんな方法を取っても、まったく後悔のない選択などないですし、結局どこかで折り合いをつけるだけですから。








麻央さんのブログを読んで、麻央さんが、絶望の淵から立ち上がり、自分の運命を受け入れ、さらに、自分に与えられた役割に気付くところまで昇華していった過程を見た気がしました。




麻央さんの死は、医者、患者、母、主婦、夫、そして今は健康だと思っている人々など、あらゆる立場の人達に、それぞれ胸に迫る何らかの思いを抱かせたのではないでしょうか?





麻央さんの役割の大きさは、ご家族だけでなく、私のような部外者にまで、大きな喪失感を味合わせるほどのものでした。




海老蔵さんやご家族の喪失感の大きさは、想像だにできません。






これからが、本当に寂しく辛い日々だと思います。

歌舞伎俳優とパパママという、投げ出すことのできない大きなお仕事が、きっと海老蔵さんの救いになると思います。





大きな役割を持って生まれそして逝った小林麻央さんのご冥福と、市川海老蔵さんの今後のご活躍をお祈りしたいと思います。
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プロフィール

平川裕貴

Author:平川裕貴
幼児教育研究家、キッズマナーコンサルタント、マナー講師、著述家、コラムライター、英語スクール経営者

出版物
『歌で覚える英会話 キッズソング1~3』(販売終了)
『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』(アマゾンにて販売中)
『5歳でも間に合う!わが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)全国の書店・ネットショップで好評販売中

ママ向けサイト『ハピママ』『KIDSNA』『IT Mama』で、しつけや英語に関するコラム記事執筆

英語学習者向けサイト『Cheer up English』で子育て英語記事執筆


元日本航空CA,外資系英語スクールマネージャーを経て、1988年外国人講師による子どものための英語スクール『リリパット』を設立。
一時関西に英会話教室30教室以上を展開するが、阪神淡路大震災で被災し、規模縮小を余儀なくされる。
長年欧米文化に触れてきた経験と、震災後の長く苦しい体験から得た知恵も生かし、子ども達の長い人生を見据えた幼児教育に取り組み、現在3歳から6歳を対象とした『リトル・キンダー』という幼稚園型スクールを開校。
日々小さな子ども達に囲まれて、時には笑い転げ、時には雷を落とし、賑やかに楽しく過ごしています。

第2の人生の目標として、得てきた知恵や知識を伝えるべく、本業のスクール経営の傍ら執筆活動を開始しています。

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